航空業界、観光業界について実践的に学ぶ
私は、経済学部商学科の中でも英語ゼミに所属し、入学当初から英語の勉強に力を入れて取り組んでいます。1年生では高校で学習した生物や数学などの基礎科目を英語で受講し、2年生になってからは経済学や政治学など、より専門的な内容を英語で学んでいます。
また、語学力を生かして、2年生からエアラインマネジメントコースを専攻しました。航空業界や観光業界について幅広く学んでいます。実際にJALで働いているグランドスタッフさんやパイロットの方が東京から来て講師を務めてくださるので、講義は毎回興味深いものばかりです。空港での職場体験は、自分の目で現場を見ることができる貴重な機会になりました。
英語を好きだった気持ちが再燃
中学生の頃、英語が好きな友達に影響されたのをきっかけに、英語に興味を持ち出しました。英語を話せたらかっこいいなと思いましたし、将来の選択肢が増えると考えました。
そのため、英語に強い高校を受験したのですが、合格できなくて。仕方なく、別の私立高校に入学。朝から晩まで勉強漬けの毎日になりました。担任だった英語の先生がとても厳しく、英単語のテストに合格しないと放課後や土日にも補講がありました。あまりに厳しすぎて、英語はおろか、勉強自体を嫌いになってしまいました。
そのため大学進学は考えていませんでしたが、3年生になった時に先生が熱心に進学を勧めてくださって。その熱意で心が動き、大学を調べていく中で、日経大を見つけました。新しくエアラインマネジメントコースができると知り、直感的に惹かれました。漠然とキャビンアテンダントに憧れがあったんです。また、英語が専門的に学べると知り、中学校の頃の英語を好きだった気持ちを思い出しました。この大学なら自分の力を伸ばせそうだと感じ、受験することにしました。
受験まで半年しかなかったので、そこからは早朝3時に起きて机に向かうなど必死で勉強しました。続けるうちにわかることが増え、それまでは大嫌いだった勉強が面白くなってきて。最終的には偏差値が20も上がり、無事に合格することができました。
先生のサポートのもと、新たな挑戦を
入学してみると、先生との距離が非常に近い大学でした。サポートが手厚く、貿易のプログラムに参加したり、プレゼンテーションの大会に出場したりするなど、様々なことに挑戦する機会をいただきました。
貿易をするプログラムは、学生がフィンランドの会社の商品である、子供のためのローカロリージュースを輸入し、日本での販売まで行うというもの。輸入するために必要な様々な手続きや書類の作成などを学ぶことができました。
また、1年生の時に力を入れたのがプレゼンテーションの大会です。全国から学生が集まる規模の大きな大会に出場し、「ホスピタリティ」をテーマにプレゼンしました。ホスピタリティは、定義が曖昧で正解がないもの。そこに対して自分の考えをしっかり持ち、アンケートなどをもとに裏付けし、結論づける過程はとても大変でした。地獄のような毎日で、眠れない日もありましたね。
それでも、先生の指導を受けて何度も直していくうちに、自分が成長していく感覚がありました。ホスピタリティについて深く考える過程は勉強になりましたし、今後、航空業界を目指していく上で役に立つと思います。
私は、色々なことにチャレンジしてみたい性格なので、興味のあることはとにかく一度やってみようと思っています。実際にやってみることで、色々な人にお会いしてお話を聞くことができ、将来の可能性が広がっていきました。
本当にしたいことを見つけるために
将来は、航空業界で働きたいと考えています。
しかし、貿易のプログラムやプレゼン大会を経験して視野が広がったこともあり、本当に自分のしたいことが何なのかまだ悩んでいる部分もあります。
日本で就職するか、海外で働くことになるか。就職せずに違う道を行くかもしれません。まだ不明瞭なことも多いですが、この仕事に就いて良かったな、と思えるような仕事をしたいと思っています。
将来の自分がベストな選択ができるよう、今は色々なことに自ら触れて、視野を広げているところです。大学生の間に、自分の力を限界まで試し、心からやりたいと思えることを見つけていきたいです。
日本経済大学経済学部商学科2年。エアラインマネジメントコースに所属し、航空関係の職に就くために必要なスキルを学んでいる。